めっちゃ雰囲気よい明治風の喫茶店に行った話〜〜〜
いい感じの喫茶店に行った話〜〜〜笑笑
新生活が始まり、転居したばかりだった自分は、新しくできた友人にオススメのお店を色々と紹介してもらった。
そんな中で、自分が特に気に入った喫茶店を紹介しようと思う。
それは駅前から少し歩いたところにある、『珈琲の街』という喫茶店だった。
入店すると、まず雰囲気がよかった。
透き通るようなガラスに、木目の特徴的な看板や、壁や床、テーブル、赤い革張りの椅子など、細かな調度品が全体の雰囲気を統一していて、自分は歴史に明るくないのだが、明治か大正かといった様子だった。
他に客もいなかったので、自分たちは窓際の席へ通された。その日は天気が良く、暑すぎるくらいで、店内の涼しさに自分たちは人心地ついた。木枠の間から見下ろす街は、古い町並みのようにも思えた。
ここで文庫本でも片手に、静かに注文の品を待つのも楽しいだろう。引越しの際に泣く泣く手放した本を思い出した。無論、静かで涼やかな場所で友達と話すのも楽しかった。
メニューは洋食を中心に様々にあった。値段は、詳しくは覚えていないが、喫茶店にしては安い、という印象を受けた。自分は学生の身分なので、手が届く価格帯はありがたい。
友人と二人、ずいぶん迷ったが、自分は空腹で肉が食べたかったので、ハンバーグとスコーン、アイスコーヒーにした。友人は、オムライスとケーキを頼んだ。
まず、自分の頼んだアイスコーヒーが出た。自分は、初めて見るカップに驚いた。まずはそのまま飲んでみると、カツン、カツンと音がする。おそらく金属製なのだろうか。ミルクとシロップの入ったポットも、見た目に可愛らしかった。自分は、細かな雰囲気づくりにこだわっている、と感心した。ぴかぴかのカトラリーにも気分が良くなった。
先程まで暑い屋外にいたので、アイスコーヒーをごくごくと早いペースで飲む。喫茶店に来ると、いつもそうだった。料理が到着するまでに、コーヒーを飲み干してしまわないように自制する。コーヒーよりも友人とのお喋りに気を向けるようにしながら、料理を待った。
かくして、料理が出てきた。料理もまた見た目に気を遣われており、古い洋食店のようだった。一口食べると空腹だった分、口に入れた瞬間味覚を刺激し、自然と口内に唾液が溢れた。味も美味かったが、食感が好みだった。料理は思っていたよりも大きく、お腹が膨れた。食事としてのバランスもよく、見た目もよく、味も美味かったので、大変満足した。
自分は空腹が満たされ、ずいぶん満腹だったが、デザートは別腹である。
スコーンもまた、メニューの写真で想像していたよりも大きかった。付け合わせはブルーベリージャム、生クリーム、バター。あと、生クリームの上にミント。この付け合わせがまたたっぷりで、スコーンに塗りきれないほどだった。
スコーン自体も美味い。味も良いが、やはり食感が好きだった。
自分はすっかり満足し、満腹になった。学生で、かつだいぶ食い意地の張っている自分がここまで満腹になるのだから、コストパフォーマンスもよいと思う。会計の時、自分は千円を超える程度、友人は千円未満だったと記憶している。手書きの伝票に手打ちのレジだったので、別々に会計をしてくれた。
親子連れでも、また、静かな雰囲気があるので、一人でふらりと立ち寄っても、また友達を連れきてもよいし、恋人を連れてきてもよいだろう。自分たちの後に入店したカップルも居たが、そのために雰囲気が壊れるようなことは全くなかった。
思わず目移りするような様々なメニューがあり、どのメニューも見た目や雰囲気にこだわりがある。次の来店を楽しみにしながら、落ち着いた雰囲気を楽しめる喫茶店だった。
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