子どもの頃の傷を未だ背負っているみんな〜〜

幸せは掴める〜〜〜!!読書体験記とか、日記のようななにか

限界人間が限界ファッションで深夜のコンビニに行ったはなし〜〜

夏休みということで、自分は、心地よい日差しの夕方に、眠いからという理由で寝た。

そして眼が覚めると、深夜0時であった。

そしてまず、空腹と喉の渇きに気づいた。

自分は今週末に帰省を予定していので、冷蔵庫を空っぽにするため、限界食生活をしていた。そしてついに、冷蔵庫からほとんどの食材が消え失せた。自分が最後に肉を食べたのは、三日前に使い切ったウインナーが最後だった。この家には飲み物すらない。

そう、自分が夕方に眠ったのは、空腹と激しい喉の渇きを紛らわすためであった。

飢えと渇きは限界に近かった。限界人間は、コンビニに行くことを決意した。


外出するときにまず気になるのは、身だしなみである。

自分は、姿見を見た。自分は部屋着のまま眠っていたので、ヒプくんのポッセtシャツに、下は小学校の頃買った黒いルームウェア(イキった中高生男子が着ていそうなダボダボのやつ)、右手首にヘアゴムという、限界ファッションであった。

深夜だからいいだろうと思われた。空腹が限界だったからだ。

そして、寝起きで気になるのは顔だが、ぐっすり眠ったにもかかわらず、めちゃくちゃ肌荒れしていた。しばらく肉を食っていなかったからだ。

タンパク質を失ったお肌は、油分を失ってカッサカサだった。

手櫛で髪をさっと整えると、髪だけめちゃくちゃサラサラだった。しかも、それだけでなく、普段はなかなか決まらない前髪が、奇しくも最高の形、コンディションであった。

普段くせ毛に悩まされている自分は、肌限界だけど、髪がめっちゃさらさらだからおっけーと判断した。

その時も一応寝起きといえば寝起きだったが、普段朝起きてからする洗顔も歯磨きもしていなかった。だが、自分は、昼寝から起きて、洗顔と歯磨きを始める奴がいるか?と考えた。

自分は、スヌーピーのトートバッグをひっ掴み、財布のみを入れて家を出た。


自転車に乗ると、ライトが点かなかった。うんともすんとも言わない。買ったばかりの自転車である。

人通りは皆無、自動車もほとんど通っていない。5分で着くコンビニ。言い訳して、自転車で走り出す。めっちゃガタガタした。そういえば、買ってからまだ一度も空気を入れていない。

一人で夜間に外出するのは久々だった。高校生の頃に補導されてから、もう卒業した今でも、微妙に苦手意識が残っていたのだ。

夜空は、墨を落としたように真っ黒だった。地元ではもっと星が多かったように思ったが、街灯のない限界地元よりも街灯が明るいからだろうかと思った。しかし、月がすごく大きい。半月だったが、昼を欺くような眩しさだった。輪郭もくっきりとして、光っている部分だけでなく、暗い部分の円の縁まではっきりと見えた。

月オタクの自分は、テンション爆上がりだった。


コンビニは、自分以外の客はいなかった。自分の空腹は限界だったので、なんと、新発売の海鮮ペペロンチーノ、ハンバーグ弁当、シーチキンのおにぎり、からあげクン、ドリンクヨーグルトブルーベリー、エクレア、コーンのチョコアイスを買うという暴挙に出た。

普段の節約(節約のため、小麦粉からうどん、お好み焼き、天ぷら、クッキー、パンを作り出している)が無になるのではという豪遊……!

しかし、自分は飲み物の棚の前で、気がついた。ガラスに反射して映った自分の姿は、限界だった。

そうだ、自分は普段のブラウスにスカートみたいな服装で来ているわけではない。限界ファッション。じっくり選んでいる暇は無いのだ。

さらに、自分は持病で飲んでいる薬の副作用で、死ぬほど喉が渇く。1日に1.5〜2Lの飲料を飲む。なので、オレンジジュースとお茶を買った。しかし、オレンジジュースはなんと、100%!果汁100%である。

自分は10%のオレンジジュースで満足できる人間であった。しかし、キズナアイちゃんコラボの際、100%果汁のオレンジジュースを飲み、あまりのうまさに一瞬で飲み干した。知らない方がよかった。もう、10%には戻れなくなっていた。

しかも、爆買いしたおかげでくじで飲み物が当たった。限界。あまりにも限界すぎる。


自転車を停めるとき、スタンドにトートバッグが挟まった。限界。



※ここサビ

そして、家にたどり着いた自分は、肩に下げていたトートバッグを下ろそうとして、手の甲が胸にあたり、気づいた。

めちゃめちゃ柔らかかった。

そういえば、自分は、部屋着で過ごしていて、寝起きで、そのまま来たから、つまりーー。

そう、下着をつけていなかったのである。

ぶっちゃけ、自転車でガタガタ走っている時、何か変だな、違和感があるな、とは思っていたのだ。



久々の肉は、うまかった。からあげクンの肉汁が、めちゃくちゃ身に沁みた。神の食べ物かな?と思った。神の肉だった。

そして、ペペロンチーノを食べる。お姉さんは「お箸とフォークでよろしいですか」と聞いてくれて、自分はなんて親切なのだろうと思いながら首肯したのだが、袋をひっくり返しても割り箸しか入っていなかった。限界。

仕方なくお箸で持ち上げて、ずぞぞぞっと啜る。

なんか違うな、と思った。

海鮮ペペロンチーノじゃなく、海鮮ラーメンを食べている気分だった。

しかし、それにしても、うまかった。

エビとイカとアサリという、海鮮大好き人間には最高の具材。そして、ブロッコリーが多めに入っているので、野菜も摂取できる。しかも、そのブロッコリーが、オリーブオイルしみしみでうまい。

普段「これは贅沢品……!」と買わないニンニクが、すげーしみる。


限界を超えたその先に、何かがあった。


総括。


服装。身嗜み。昔の苦い思い出。コンビニでの散財。アイス。サイズの合っていない下着の締め付け。ニンニクペペロンチーノ。


昼間は抑圧されているさまざまなものから解き放たれた深夜のコンビニは、最高だった。

解放感がすげー気持ち良かったです。


限界のその先でみんなのこと待ってるので、みんな来てください。


無料で読めるおすすめミステリ小説〜〜9選〜〜

著作権が切れているので、iBooksやなんやらで無料でダウンロードできる、オススメのミステリを紹介します。

※まだ無料で読めますが、これから著作権法どうなるんでしょうか。

ミステリーという区分すら無かった時代の作品が多いので、犯罪小説だったり探偵小説だだったりしますが、比較的短めで簡単に読めて、面白いと思うものを集めました。


1.夢野久作/『鉄槌』164ページ

全人類が読むべき面白さ。

主人公の数奇な人生を描いているのですが、はじめから最後まで『鉄槌』をテーマに掲げながら、最後の3ページ、そして最後の一行でその意味が180度変わる。

それでいて全てが『鉄槌』というタイトルに集約する。その構成力に感嘆します。

今で言うところの、帯に『どんでん返し!』と書いているミステリみたいな。しかし、夢野久作のすごいところは、あの時代にこれを書いたことに尽きます。

鉄鎚

鉄鎚

2.宮沢賢治/『毒もみのすきな署長さん』18ページ

この短いページ数で、プラハという国の毒もみという犯罪が起こった一部始終を描いている、構成力がすごいです。

また、犯罪が起きた時の、街の人や、えらい人や、犯人の描写がすごくリアルです。

最後の数ページで展開が一気に動き、そこが面白いのですが、特にいちばん最後のページ。そのラストに、みんな驚くと思います。

3.エドガー・アラン・ポー/『モルグ街の殺人事件』158ページ

みなさんご存知の通り、犯罪小説のプロトタイプと云われる小説ですね。その時代には、恐怖小説という位置付けにあったそうです。

探偵すら出てきません。出てくるのは精神分析家です。

ミステリというものが広く浸透した今読むと、そんなに面白く感じないかもしれません。しかし、先駆けとなった作品ですから、読んで損はないです。逆に目新しく感じたりもします。また、自分が読んだ限りは、描写がシャーロック・ホームズによく似ていると感じたので、ホームズを面白く感じたなら、読んでみてもいいかもしれません。

モルグ街の殺人事件

モルグ街の殺人事件

4.岡本綺堂/『人狼』146ページ

人間の中に紛れ込んだ人狼を描いた、恐怖小説です。

文体は、登場人物の名前の下に台詞が書いてあり、行動は括弧書きで表される、劇の台本の形をとっています。シェイクスピアと同じような文体です。

群像劇としても読めるし、閉鎖空間で巻き起こるパニック小説としても読めます。また、キリシタンが出てきたり、昨今は人狼ブームもありましたが、これを読むことで、より深く、ありありと、人狼の世界を思い描くことができます。

人狼

人狼

5.夢野久作/『二重心臓』351ページ

夢野久作は、多くの犯罪小説、探偵小説を書いていて、どれも面白いのですが、特にすきなものを挙げていきます。)

殺人が起き、その真相について、関係者や、警察や、みんなが考える。そして最後に、思いもしない真相が明かされる。

ミステリの定番の展開を取りながら、その時代には、あるいは今でも難しいテーマに果敢に挑み、まったく新しい、他にはない作品になっています。

徐々に明かされていく真相が、事態が次々と転がりあらわれる複雑な様相が、とにかく構成力が素晴らしい。

夢野久作でとくに素晴らしいのが、読後感です。最後の数ページの怒涛の展開と、衝撃的でありながらどこか切なく、考えさせられるようなラストがよいです。

二重心臓

二重心臓

6.夢野久作/『瓶詰地獄』43ページ

漂流した兄妹が海に流した、3本の瓶に入っていた手紙の内容が、流した順とは逆に記されています。

こういう手紙の形をとったミステリはよくみますが、やはり構成がすごいです。そして、最後の、一番はじめに流した手紙を読んだ後のなんとも言えない心情は、実際に読んで感じて欲しいです。

瓶詰地獄

瓶詰地獄

7.夢野久作/『冗談に殺す』77ページ

「もしも自分がひとを殺したら」「完全犯罪とは」

ミステリ好きなら考えたことはありそうな事ですが、それを実際に殺人を犯した男の目線で書いています。

犯人の心理描写が丁寧で、実際に殺人を犯した人間の葛藤や緊迫感が味わえます。ラストもよいです。

8.夢野久作/『衝突心理』37ページ

ただのトラック事故が、とある過去の因縁を引き出してくる。徐々に明かされていく真相。しかし最後の数ページですべてひっくり返る。

短く、劇のようにまとまった構成が面白いです。

衝突心理

衝突心理

9.夢野久作/『一足お先に』211ページ

足を失って入院した男が、無くした脚の夢を見る。しかしそれは、夢とも思えず、自分は見たことのない景色について何故か知っている。ただの夢か、それとも自分は夢遊病を起こしたのか。

夢と現実が交錯し、足元が崩れていくような感覚に陥ります。

事実が二転三転する構成がすごい。


古い時代に書かれた本は、人権意識も倫理観も無かったり、ひどい偏見が、作者には当然のことのように書かれていたりして、現代の人は不快になったりいらいらさせられることがあります。

なるべくそういった要素の少ないものを選んだつもりです。



3月のライオンをみて白玉団子つくってみたはなし〜

夏が来たので、冷たくておいしいスイーツをつくってみました!

3月のライオンは何年もまえから読んでいましたが、(古参面)最近一人暮らしをはじめたので、つくってみました。


結果からいうと、めちゃめちゃ簡単においしいデザートができました。


○材料

白玉粉 40g  90円くらい

amazonパントリーで130g入り302円でした)

・水 36gほど

紅茶花伝 

(昨日買って冷やして置いたもの)


○作る!

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1.まずは材料を計量。白玉粉に水を注ぎます。

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2.スプーンでこねていきます。指でもまとめていきます。

感触は小学校のころにさわった紙粘土そのもの。

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3.まだぽろぽろしている部分があっので、少しだけ水を足します。

乳白色で、つるんとしてきて、白玉っぽくなってきました。

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4.生地がまとまって耳たぶくらいの固さになったら、丸く成形します。

スプーンですくって、手のひらで2,3回転がすだけで、簡単に成形できました。

パンと比べて、本当に一瞬でできました。まだ感触は紙粘土。

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5.あらかじめ沸騰させておいた鍋に白玉を投入。130gで3分らしいので、一応タイマーで3分計ります。

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6.白玉が浮いてきました。タイマーを見ると、この時点で2分。浮いてきたら1分置くので、ちょうどよかったです。

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7.1分経ったら冷水につけます。気温のせいかなかなか熱が取れなかったので、氷を使ってもよかったと思います。

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8.白玉団子が完成しました。紙粘土から、もちもちぷるぷるになっていました。

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9.そこに、紅茶花伝を投入。

ごろごろしながら飲みもの兼デザートとして、ゆっくり食べます。

白玉はもっちもちで、試しに少量作ろうとつくってみたのですが、めちゃめちゃ食いごたえありました。

ていうかこれまじの団子。いろいろ細かく書いたけど、すべての工程が一瞬。大量に作るのも確かに可能だと思う。みたらしとあんことその他いろいろ用意して団子パーティしたい。

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10.紅茶をごくごく飲みつつ、合間に白玉をかじる。途中で氷を入れてみると、冷たくてすごくおいしかったです。おすすめ。

三姉妹みたいにいろいろ入れてみてもおいしそうだし、なんでも合いそう。


総括

自分的にいちばんのおすすめポイントは、片付けが楽!ってことです。

デザートなのに洗い物が少ない。

小麦粉を使うとこぼれた小麦粉の掃除が面倒ですが、白玉粉はもっと粗い粉?かたまり?で出来ていて、ねばねばせずつるんとまとまるので、洗うのもらくらくのらくです。

こどもでも簡単につくれるし、食べ応えもあるから、よいとおもいます🙆‍♀️


ていうか、キッチンが狭いのでごちゃごちゃしててめっちゃ恥ずかしい笑

ヒプノシスマイクのtシャツ 買ったはなし〜サイズとか参考までに〜

いつ買ったかは忘れたんですけど、そこそこ前にひぷくんのtシャツ 買いました。

コラボtシャツ とは思えないほどデザインが可愛かったからです。

お値段も3241+税と、安くはないですが、前に好きな漫画のコラボtシャツ が出た時は5000円くらいしたので、まず値段を見たとき、安いのでは!?と思い、買いました。


じぶんのふだんの服装からかんがえて、着やすそうだったポッセのtシャツ とmtcのtシャツ にしました。


サイズ感

まずは、買う前に気になるサイズ。

自分はLサイズを買いました。

自分は、168cm58kgで、メーカーによってはLサイズでも小さいことがあります。

ですが、このひぷtシャツ は、Lサイズで大分オーバーサイズ気味に着ることができました。丈もお尻がすっぽり隠れるくらい余ります。

自分は服屋に置いているサイズでぶかぶかに着れるものが少なかったので、試着ができないのが不安だったのですが、これは嬉しかったです。

また、身幅も大分あります。

自分は、丈がぴったりのサイズでも、胸が支えて苦しかったり、あるいは目だったりして、綺麗に着られないことがよくあります。しかし、ひぷtシャツ はかなりオーバーで、すとんと布が落ちるので、着心地もよく、シルエットも可愛いです。

袖も肘近くまで丈があって、ぶかぶか気味に着れているので、自分より背が高い方でもオーバーサイズに着られると思います。

逆に、普段Lでちょうどいいという方は、Mサイズでもいいかもしれません。

ただ、公式で書いてある数値を見ると、MとLの差がほとんどないので、そんなに気にしなくても大丈夫です。


ポッセtの現物を実際に見て…

さて、まず、ポッセtですが、めっちゃ着やすいです。

まず、デザイン。

ラムダとダイスとゲンタロのキメラのようなモンスターが大きく描かれていますが、これがポップでかわいい。FlingPosseのロゴもかわいい。

ポッセは、MVなどのデザイン性もよく、やっぱり周囲でも同年代の女子に一定の人気があります。

ただ、問題は『フリングポッセ(シブヤ)』のロゴ。小さいのでぱっと見は目立たないのですが、1日いっしょにいれば、間違いなく目に付きます。

この文字のせいで、買うか三日くらい悩みました。マジックで塗りつぶすか?とも思いましたが、それにしても目立つ絶妙な位置にあります。ハイウエストのスカートにインしようと自己解決しました。でも、パンツと合わせてオーバー気味に着てもめちゃめちゃかわいいです。小さいので、さりげなく手で隠しましょう。

袖に縫い付けてあるロゴなのですが、ポッセtシャツは白いので、実際に着てみたときに、一瞬

(これはめちゃめちゃおしゃれな体育祭or文化祭tシャツ では……?)

と思いました。ですが、こんなにおしゃれなクラスtシャツ を作れる学生はどこにもいないので大丈夫です。

ロゴの主張が強いので、無地のシンプルなパンツやスカートと合わせやすかったです。

オーバー気味に着ると、カジュアルな感じに、スカートに入れると、可愛いよりに着れました。


マットリtの実物をみて…

次に、mtctシャツ ですが、黒だから着やすそうだと思い、購入しました。ロゴもそこまで強すぎず、可愛いので合わせやすそうでした。

実際に届いたものを見ると、予想と違っていたのがそのロゴの材質でした。

ポッセtはプリントされていて、ロゴの部分がツルツルしていたのですが、マットリtはロゴの部分の材質が布で、地の部分よりもボコボコと浮き出ていました。

予想よりもロゴの主張が強く、すこしおどろきました。

デザインは、tシャツの下部に描いてあるドクロやなんかが強いのですが、ハイウエストのスカートと合わせてしか着ていないので、その辺はあまり気になりません。

落ち着いた大人な雰囲気のtシャツなので、落ち着いた感じにまとまります。


実際に着てみて、みたいなこと書いてますが、実際は部屋着とコンビニに行く時しか使っていません。着てるだけで可愛いし、テンションが上がるので大丈夫です。

襟などの縫製がしっかりしているの洗濯しても大丈夫でした。


総括

コラボtシャツということで、低品質のものが届いたらと心配だったのですが、実際は着心地よく、デザインもよく、tシャツとして着られるものとして作ってありました。

値段の分、品質もよく、たいへん満足しました。


ハッピーシュガーライフは犯罪心理や人間心理の描写がよい〜〜(ネタバレなし)


ハッピーシュガーライフはアニメ化前から、ずっと単行本を買って応援していました(古参面)


●ハッピーシュガーライフの魅力をネタバレなしで紹介

全人類がハッピーシュガーライフを読むべき理由とは…

ハッピーシュガーライフについては、もしかすると、絵柄や一話の導入などで、『これはサイコパス(笑)の女の子を描いた内容ペラペラ漫画では?』と訝しんだ方もいるかもしれません。自分がそうでした。

しかし、その魅力は読み進めるごとに分かってきます。


まず、キャラの心理描写がよい。

ということです。

それは、どうしてこんな人間になったか、という『登場人物の過去』がしっかりしているからだと思います。これは犯罪心理学でも重要になる部分です。

キャラクターの過去が明かされ、もう一度一話から読み直した時に、『たしかに、こういう過去を持っている人間には、こういう問題行動が見られる。』という心理学的な裏付けがしっかりとあることに気付きます。

これがキャラクターの行動理念に矛盾をなくし、生きた人間としてそれぞれの意思で動いているように感じさせ、巻き起こるサスペンスに説得力を持たせます。

群像劇としても、構成力が高く、質のいい作品だと思います。


○伏線回収をちゃんとする。

自分は、はじめの頃、これは謎(笑)をばら撒いて、真相は特に考えていないやつでは?と思っていました。

ところが、6巻からの怒涛の伏線回収がすごい。4巻から、まさかこれを回収するとは、と驚いていたのですが、どんどん話が動く。

正直、4巻で回収した『あの謎』で、10巻は引っ張ると思っていました。

また、伏線は綺麗に回収し、尚、2人の行く末を見たいと思う。これは純粋に、登場人物のキャラクター性に惹きつけられているからでしょう。


○考察勢も楽しい。

伏線回収をきちんと行うという信頼があれば、考察も捗ります。

本編は解くべき謎だらけです。先の項で述べたように、何度も読み返して楽しむことができます。

また、キャラクターの名前にも考察要素があります。さとうちゃん、しおちゃん、しょーこちゃん、すーちゃんあたりはすぐに見当がつくのですが、だとすれば他の登場人物の名前にも意味があるのでは??と、考察勢が勝手に穴を掘って深読みすることが出来ます。


○絵が可愛い。

表紙を見てわかるように、キャラクターデザインがよい。

目新しいコマの使い方も、絵本のようで世界観にマッチしています。

見ての通りの可愛らしい絵柄ですが、先述したように、キャラクターはリアルの人間の犯罪心理に基づきサスペンスを繰り広げます。そのギャップもこの作品の見どころです。


○徹底したリアルな展開 (ここサビ!)

世の中には、同じ誘拐がテーマのものでも、それを社会悪として扱っていない作品が、数多く存在します。

しかし、このハッピーシュガーライフという作品は、この誘拐劇は、どこまでも悲劇へと転落していきます。


境遇の違う友人同士は決して分かり合えないし、虐待を受けて育った子どもは友人や恋人に過剰に愛情を示すし、被虐待児は必要以上にいい子になろうとしたり、精神年齢が止まったりする。そして、誘拐犯の思い描いた甘い生活は、いつか必ず壊されるのです。

     〜〜ここサビ!!!〜〜

そう、『誘拐犯の抱いた幻想は、被害者の否定によって、「意志」によって、ぶち壊される』のです。

(ここがこの作品の最高ポイント)


それらは、ご都合主義の力によって、ある日突然全部がよくなる、なんてことは決してありません。

この作品では、ただ残酷に、リアルに、約束された悲劇を描きます。


○個人的なエモいポイント(←※ネタバレになるので、6巻まで既読の方のみ)

絵が可愛かったり、続きが気になったり、人によって読む理由は様々だと思います。

自分にとってのえもえもポイントは、『似た境遇の者同士の小さな共感』です。

奇跡的に、似通っためずらしい境遇、年代、性別の、誰にも理解されなかった2人が出会い、過ごし、小さな、2人にとってはとても大きな共感を得る。その瞬間が最高潮にエモいです。そして、2人がようやく、人生ではじめて得た、眩しいばかりの幸せには、崩壊の兆しが暗く影を落としている。

その瞬間。いずれ全部だめになる2人が、人生で一番幸せに輝いている、足元には崩れそうな不安がある、その一瞬がエモい。

少女革命ウテナの最後みたいな。

読者は、いずれ必ず訪れる悲劇を知っています。なぜなら、これまでの巻で、幾度となくさとうちゃんがもたらしてきた『悲劇』を見てきたからです。ここもエモいポイント。


○今後の展開について

実はこの記事の筆者は、まだ8巻を読めていません。くそ読者です。電子書籍で買えばすぐ読めるんですけど、前の巻を紙で集めているので、形式を揃えたくて……。

筆者は、3巻まで出ていた頃は、絵が可愛いけど話はよくあるやつだと思っていました。ところが、4巻で『あれ?』と。そして、5巻で、『あっあっあー!まだ5巻なのに』と、先の読めない展開にすっかり夢中になり、(原作組のみんなは分かる)そして6巻で、めちゃくちゃ感動していました。

たった6巻。

これだけの巻数で、ここまで魅せるかと思いました。

3巻まででキャラ描写をしっかりとして、丁寧に積み上げてきた悲劇へのドミノを一気に崩したような、、、

もう買って、実際に読んでみてほしいです。

そして7巻。

6巻から、これからどうするのかと先が気になっているみんなに、まさかの事実です。7巻を読んだ後は、ますます2人の今後に関心が高まります。

2人の過去を知り、なんとか幸せになってほしいという読者の気持ちと、約束された悲劇。

誰が幸せになっても誰かが不幸になる相関図の構成力は、群像劇として、サスペンスとして、素晴らしい出来だと思っています。

筆者は昔から、刑事ドラマや犯罪ドラマ、ミステリ小説が大好きで、そんなみんなにこそ見てほしい作品です。

うつで大好きだった活字の読み書きが出来なくなってたはなし〜〜〜笑笑

※うつで悩んでいる方、またはそのご家族がこの記事をご覧になるかもしれませんが、軽度、重度など度合いがあり、進行状況によっても症状が変化します。また、その人の特性によっても症状が変わります。また、うつにはいくつか種類があり、それぞれのうつで症状が違います。この記事を読んで、ご自分のことやご家族のことを『お前はうつじゃない』などと責めないようにお願いします。適切な診療機関の受診を強くお勧め致します。

↑必ず読んでね!笑笑

(ちなみに、特性ってゆうのは、アスペルガー症候群とかADHDとか併発してることも多いから、それによっても症状が変わるってこと)

〜前回までのあらすじ〜
クソオブクソな家庭環境で精神がズタボロになったtapirさんは、助けを求めた学校の教師(クソオブクソ)に見捨てられ、ついに精神に限界を迎えていた。

うつで出来なくなったことって、色々あると思うんですけど、強いて言えば全部が出来なくなるんですが、その中でも自分が特に辛かったのが、活字の読み書きが出来なくなることでした。
これは経験した人にしかわからないと思うんですが、とにかく集中力が散漫になって、それでも本にかじりついて必死に読んでいるのに、一単語も意味を理解できないんですよ。今思い出してもすごく苦しい体験でした。
自分が辛かった時、自分の精神はいつも本に支えられてきたので、もうだめかなあって思いました。
さらに、創作活動も好きだったんですが、何も書けなくなりました。
無理矢理にでも書こうとするんですが、まず、誤字脱字がひどい。一つの文章にいくつもの誤字脱字があって、文書として意味をなさないまでになっていました。
以前と同じように指を動かしているのに、当たり前のことができない。文章で物事を考えられないので、長編の小説なんて書けたものじゃありませんでした。
前までは、黙っていても文章が溢れ出るくらいで、書き溜めたノートがたくさんあって、それを読み返すのも楽しかった。それなのに、一単語もまともに書けない、読めない。
そんなだから、さらに高度な勉強なんてもちろん出来ません。
勉強は、ほとんど強迫観念から、必死で続けようとしました。意味の理解できなくなった単語をひたすらノートに書き写して、見たとおり写しているはずなのに、それすら誤字脱字が酷くて。理解できなくなった単語を何度も口に出して暗唱して、頭に入れようとしていました。
自分は自己評価は低かったけど、勉強と、読書歴と、作文だけは、数値として評価されやすく(何点とか、何冊とか、何文字書いたとか)、そこにアイデンティティを見出していました。
何も生産できない自分には、価値がないと思っていました。
価値がなくなったら、死ぬしかなくなってしまうと信じていました。
それでも死にたくなかったから、自分は必死でした。
本当は、休むべきだったのです。
でも、周りも許してくれませんでした。
もう、知らないことを知るのがただ楽しかったあの頃には戻れません。
今は、勉強に手を付けようとすると、誰からも見捨てられたあの頃がフラッシュバックしてきて、手が震え、涙が溢れます。
勉強が楽しくて、教科書が配られた日に全て読んでしまうような、あの頃の気持ちはもう思い出せません。
自分は誰のことも恨みたくありません。それが自分のプライドだったからです。
他人に人生をめちゃくちゃにされたなんて、思いたくありません。ただ、生まれた環境で精一杯生きてきて、それなのに、自分の努力には関係なく、環境という才能の欠如一点のみで失敗してしまうなんて、ごめんでした。(自分は、運や環境も才能の一部であると考えています。)それなら自分の努力不足だったとした方がまだましでした。
それでも、誰も恨みたくないけれど、やっぱり親と教師は許せません。
自分が積み重ねてきた勉強を、崩されたことへの怒りは大きいです。怒りというよりは、悲しみかもしれませんが、形容しがたい強い感情を覚えます。
自分は生まれた環境から脱するために、遊びも制限して必死に勉強していたのに、大人は軽い気持ちで、子どもが作った積み木でも崩すように、ぽん、と全部だめにしてしまうのです。
そうだ、悔しい、です。理不尽がものすごくひたすらに悔しかったのです。
本当は分かっています。大人といえど、大した経験もせずに育ったのでしょう。それでも、大人は子どもにたいして大きな力を持っているということを、自覚すべきです。
「もう学校に来なくていいよ」という先生の言葉で、自分はぽっきりと折れてしまいました。「めんどうくさいから」という心中が透けるような物言いでした。
その後聞いた話ですが、隣のクラスの担任と副担任は、精神を病んだ生徒に親身になって話を聞いたり、欠席の対応をしたり、病院を勧めたりしていたそうです。
その後、センター試験の受験会場で会う機会がありました。
遠慮がちに「がんばって」と声をかけられました。自分は、怒りがこみ上げましたが、笑って会釈しました。ありったけの呪詛をぶちまけることもできましたが、しませんでした。教師を続けるための矜持がぽっきりと折れてしまうような言葉も、言おうと思えば言えましたが、決して言いませんでした。それが自分のプライドだったからです。
自分は虐げられて生きてきたのだと思います。実は、本当の被害というのは被害者にしかわからない。加害者も、どれだけ親しい友人でも、決してわからないということを知っています。
軽い気持ちで行動した加害者には想像し得ない、一生背負わねばならない傷が残ります。ptsdや、鬱や、自殺などです。自分は、本当に被害を知っている人間として、誰も傷つけたくなかったのです。
それでも、きっと相手を傷つけていれば、すっきりしたと思います。今も悩まずに、済んだと思います。
それでも、もういいです。自分は地元を出ました。二度と戻りません。
自分は結局、誰にも頼ることができず、プライドのみで一人で立ち上がりました。地元には戻りません。友達がいると思うと寂しいけど、LINEはできます。二度と戻りません。

そんなクソオブクソのことより、最近は、本当に徐々にですが、文章を書けるようになっていました。
最近、一年以上ぶりに本を買いました。ミヒャエル・エンデのモモです。夢中になって読みました。児童書のやさしい文体で、わかりやすく、大切なことを教えてくれるお話です。
また、はてなブログは、ふと目についたので始めました。
文章を読めるようになったのが嬉しくて、昔読んだことのある洒落怖を夢中で読み漁っていました。昔読めたものが、今もまた読めるようになったことが、喜ばしかったのです。それに洒落怖は、怪談という特殊な立ち位置にあるので、どんな風に読者を引き込むのか、すごくわくわくできます。読者のことが考えられていて、サービス精神旺盛なところが好きです。
そんな時、面白い洒落怖を探していて、洒落怖のまとめ記事を見つけました。その方の他の記事を見ると、日記のようにその方の目についた由無し事を書き綴っています。
自分は、自分が書けるかどうか、不安でした。創作活動は再開していたのですが、まだムラがあり、なかなか筆が振るわなかったのです。
試しに、と前から気になっていたこともあって、日記としてブログを始めてみました。結果としては、1日に6記事ほどを書くという、物凄いペースで執筆をしていました。
誤字脱字も1記事に2、3個です。
今はただ、文章を綴れることを甚だ嬉しく思います。

日常のあれこれ、少し嬉しかったことや、発見したことについて、素敵だと思うことを綺麗な言葉で描写していけることに喜びを覚えています。
やはり、これが自分のアイデンティティだった。戻るべきところに戻ってきた。
いまは、水を得た魚のように生き生きと、溢れ出る言葉を書き留めています。
結局、『人に伝えたい』というのが自分の原点だったと思い出しました。
勉強は、未だできません。参考書を見ると、洪水のように苦しかった思い出が溢れて息が苦しくなります。

つまり、どうしても病院に行けない事情(例えば、親がクソオブクソ)とかでもない限り、病院で適切な治療を受けた方が、早く治るしこんな苦しまなくて済むってことな〜〜〜笑笑
自分まだ治ってないし笑笑
ここまで回復するのに、本当に長い時間がかかった。笑   2年くらい?
大人とかだったらたかが2年って思うかもだけど、学生時代の2年はでけ〜から笑笑
人生がかかった受験がうつのせいでダメになるとかな笑笑
ほんと病院行けるなら早く治した方がいいよ笑
ところで、他の人が書いてる記事読むのちょー楽しい笑笑

めっちゃ雰囲気よい明治風の喫茶店に行った話〜〜〜

いい感じの喫茶店に行った話〜〜〜笑笑


新生活が始まり、転居したばかりだった自分は、新しくできた友人にオススメのお店を色々と紹介してもらった。

そんな中で、自分が特に気に入った喫茶店を紹介しようと思う。


それは駅前から少し歩いたところにある、『珈琲の街』という喫茶店だった。

入店すると、まず雰囲気がよかった。

透き通るようなガラスに、木目の特徴的な看板や、壁や床、テーブル、赤い革張りの椅子など、細かな調度品が全体の雰囲気を統一していて、自分は歴史に明るくないのだが、明治か大正かといった様子だった。

他に客もいなかったので、自分たちは窓際の席へ通された。その日は天気が良く、暑すぎるくらいで、店内の涼しさに自分たちは人心地ついた。木枠の間から見下ろす街は、古い町並みのようにも思えた。

ここで文庫本でも片手に、静かに注文の品を待つのも楽しいだろう。引越しの際に泣く泣く手放した本を思い出した。無論、静かで涼やかな場所で友達と話すのも楽しかった。


メニューは洋食を中心に様々にあった。値段は、詳しくは覚えていないが、喫茶店にしては安い、という印象を受けた。自分は学生の身分なので、手が届く価格帯はありがたい。

友人と二人、ずいぶん迷ったが、自分は空腹で肉が食べたかったので、ハンバーグとスコーン、アイスコーヒーにした。友人は、オムライスとケーキを頼んだ。

まず、自分の頼んだアイスコーヒーが出た。自分は、初めて見るカップに驚いた。まずはそのまま飲んでみると、カツン、カツンと音がする。おそらく金属製なのだろうか。ミルクとシロップの入ったポットも、見た目に可愛らしかった。自分は、細かな雰囲気づくりにこだわっている、と感心した。ぴかぴかのカトラリーにも気分が良くなった。

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先程まで暑い屋外にいたので、アイスコーヒーをごくごくと早いペースで飲む。喫茶店に来ると、いつもそうだった。料理が到着するまでに、コーヒーを飲み干してしまわないように自制する。コーヒーよりも友人とのお喋りに気を向けるようにしながら、料理を待った。

かくして、料理が出てきた。料理もまた見た目に気を遣われており、古い洋食店のようだった。一口食べると空腹だった分、口に入れた瞬間味覚を刺激し、自然と口内に唾液が溢れた。味も美味かったが、食感が好みだった。料理は思っていたよりも大きく、お腹が膨れた。食事としてのバランスもよく、見た目もよく、味も美味かったので、大変満足した。

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自分は空腹が満たされ、ずいぶん満腹だったが、デザートは別腹である。

スコーンもまた、メニューの写真で想像していたよりも大きかった。付け合わせはブルーベリージャム、生クリーム、バター。あと、生クリームの上にミント。この付け合わせがまたたっぷりで、スコーンに塗りきれないほどだった。

スコーン自体も美味い。味も良いが、やはり食感が好きだった。

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自分はすっかり満足し、満腹になった。学生で、かつだいぶ食い意地の張っている自分がここまで満腹になるのだから、コストパフォーマンスもよいと思う。会計の時、自分は千円を超える程度、友人は千円未満だったと記憶している。手書きの伝票に手打ちのレジだったので、別々に会計をしてくれた。


親子連れでも、また、静かな雰囲気があるので、一人でふらりと立ち寄っても、また友達を連れきてもよいし、恋人を連れてきてもよいだろう。自分たちの後に入店したカップルも居たが、そのために雰囲気が壊れるようなことは全くなかった。


思わず目移りするような様々なメニューがあり、どのメニューも見た目や雰囲気にこだわりがある。次の来店を楽しみにしながら、落ち着いた雰囲気を楽しめる喫茶店だった。